ゴールデンビザとは?
2012年に黄金ビザ(Golden Visa)と呼ばれるプログラムがポルトガルで始まりました。
ゴールデンビザは、ポルトガル国内の不動産に50万ユーロまたは35万ユーロ以上(建築後30年以上で指定都市等の制約あり)を投資することにより、長期居住権を取得することができるという、まさに名前の通りゴールデンなビザなのです!
Brexit後には、イギリス人がよりゴールデンビザを求めてポルトガルの物件に投資していたという話はよく聞いていました。
私もそのうちの一人でした。
ポルトガルにお家を買い、1年に数日ポルトガルに滞在すると、5年を経過すると永住権または市民権の申請が可能となるんだそう。
今後ゴールデンビザが終了する!?
今後早い段階で、このゴールデンビザは無くなる可能性が高いのです。
今年初め、ポルトガル政府の「Mais Habitação(もっと住宅を)」法案の一環として、ゴールデン・ビザ・スキームが大幅に変更されることが発表された。
2012年以来、12,000人以上の申請者がビザの資格を取得し、成功を収めてきたこの制度は、対象となる投資オプションとしての不動産購入および不動産関連ファンドの受け入れを終了する予定である。
そして2023年8月21日月曜日、ポルトガル共和国大統領マルセロ・レベロ・デ・スーザは、「約束された住宅供給が効果的かつタイムリーな方法でどこからもたらされるのか容易に見通せない」として、政治的な理由で政府の法案を否決した。
この拒否権は、投資家が不動産投資を通じてゴールデン・ビザを取得する時間を少し増やしたことを意味する。
現在、すべてはまだ宙に浮いているが、大統領が拒否権を発動したからといって、法案がキャンセルされるわけではない。
国会は9月中旬に再開されるが、法案に変更が加えられることはほとんどないだろう。法案が再合意されれば、大統領に送り返され、大統領は8日以内に署名する。
この時点で法律として成立するプロセスを経ることになる。法律が発効するのは、大統領が署名してからおよそ14日後だ。
つまり、グローバルな投資家にとって、不動産投資を通じてポルトガルの居住権を取得し、5年後にポルトガル市民権を申請する資格を得る最後のチャンスとなる。
https://www.portugalproperty.com/news-blog/short-reprieve-for-golden-visas
2年前にもゴールデンビザの内容が変更されましたが、今回はそれ以上の変更・終了になる可能性が高いです。
もしゴールデンビザを検討していた方は、大至急検討した方が良さそうですね。