ポルトってどんなところ?

ポルトガル北部にあるポルト。
ドウロ川沿いに広がるこの街は、歴史と美食、芸術が詰まった魅力的な場所です。
旧市街は世界遺産にも登録されており、中世から続く建物と石畳の街並みが残っています。
リスボンに比べて落ち着いた雰囲気が漂い、旅人の心をゆっくり癒してくれる街です。


アズレージョ:街を彩る青と白のタイル
サン・ベント駅:美しすぎる駅構内

ポルトの駅とは思えないほど芸術的な空間。
サン・ベント駅は、構内の壁がすべてタイルで覆われています。
ポルトガルの歴史的な場面が青と白のタイルで描かれており、訪れる人々を魅了します。


カルモ教会:外壁全体がキャンバスに

カルモ教会も見逃せません。
教会の外壁には巨大なアズレージョが施され、フォトスポットとしても人気です。
晴れた日にはタイルが光を受けて美しく輝きます。
ポートワインの本場で味わう名酒たち
有名ワイナリーを訪ねて

ポルトはポートワインの発祥地としても知られています。
特にドウロ川を挟んだ「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア」には、有名なワイナリーが集まっています。
以下のブランドは、ポルトを訪れたらぜひ試してほしい名門です。
Sandeman(サンデマン)
黒マントのロゴが印象的な老舗ブランド。
観光客向けのツアーや試飲も充実しています。
Taylor’s(テイラーズ)
1692年創業の伝統あるワイナリー。
高品質なポートワインと、眺望の良いテラスも人気です。
Ramos Pinto(ラモス・ピント)

私も大好きなワインブランドのひとつです。香り高くフルーティーで飲みやすく、
いつもポルトで何本か買って帰ります。
Borges Soalheira 10年 Old White

写真にもあるこのワインは、現地の人に教えてもらった一本。白のポートワインで、日本やイギリスではほとんど手に入りません。
私はポルトガルから取り寄せて楽しんでいるほど、お気に入りの味です。このブランドは全て美味しい!
シーフードと相性抜群なグリーンワイン

「ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)」、いわゆるグリーンワインは、ポルトガル特有の白ワインです。軽くて爽やか、わずかに感じる炭酸のようなシュワシュワした感じが心地よく、シーフード料理との相性が抜群。
特に、タコのグリルやイワシの塩焼きと一緒に飲むと最高です。
ポルトで味わうグルメ
バカリャウやタコ、イワシの料理、シーフード!


ポルトは新鮮な海の幸も魅力です。
干しダラ(バカリャウ)を使った料理は国民食のような存在で、家庭でもレストランでもさまざまなアレンジが楽しめます。
いかんせん、全てのシーフードが美味しい!
フランセジーニャ:ご当地ジャンクフード

ポルト名物のボリューム満点サンドイッチ。
中にはハム、ソーセージ、ステーキが入り、
上からとろけるチーズと特製ソースをかけて仕上げます。
お腹いっぱいになること間違いなしの一品です。
ユニークな建築が並ぶポルトの街並み
ポルトの魅力は、タイルだけではありません。
街を歩いていると、思わず足を止めて見上げてしまうような、ユニークな建物がたくさんあります。
クラシカルな石造りの建物が並ぶ旧市街には、曲線を描くバルコニーや、装飾豊かなファサードが並んでいて、建築好きにはたまらない街です。



お土産におすすめのアイテム
ポルトでのお土産には、アズレージョ柄の食器や雑貨が人気です。
カラフルで温かみのあるデザインは、インテリアにもぴったり。
また、ポートワインは小さなボトルもあるので、
スーツケースにも入れやすく、お土産に最適です。
私は毎回ラモスピントやソアレイラをいくつか購入しています。

五感で楽しむ、ポルトの魅力
ポルトは、歴史と文化、美しい景観と美味しい食、そして豊かな人々の暮らしが詰まった街です。
坂道の多い街ですが、歩くことで見つかる発見もたくさんあります。
偶然の出会いや景色を楽しみながら、ぜひのんびりと歩いてみてください。
訪れるたびに新しい魅力を感じられるポルト。
あなたもこの街の虜になるはずです。