ドイツ&EU // 植物を海外からヨーロッパに持ち込む場合(10月1日追加更新)

2020年8月4日

今回、私が日本の自宅から育てている植物をドイツのベルリンに持ち込みたい為、調べてみました。(ドイツと言うことは、EU/ヨーロッパで統一の内容となるようです)結構大変な作業なので、忘れないためにもここにメモしておきます。

日本からの輸出となりますが、輸入側のヨーロッパの指定した検査方法が適用されるようです。

日本から植物(苗)を持ち込む場合

今回、今まで大切に育てたモンステラの苗を3~4株分、シンゴニウムやフィロデンドロンなど、なかなかヨーロッパでは見つからない色付きのものなどを、このまま日本においておくと家族にも迷惑になるため、持って帰ってくることにしました。

調べていると、検査証明書(Phytosanitary Certificate)が必ず必要だと出てきます。これは、空港で検査をしてもらえるようなので、比較的簡単だ!と思っていたのですが、EUの場合はこれだけではないようです。

ここで詳しいことが記載されています。
https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/oversea/faq/index.html#Q13

苗の場合は、2回の栽培地検査をし、検査をクリアすると次は検査証明書(Phytosanitary Certificate)の発行依頼を空港ですることになります。
※1回目と2回目の間は、最低9週間あけてからの検査をしなければいけません。その為、例えば1月1日に最初の検査をした場合、最短で海外へ持ち出しできるのは9週間後の3月5日以降という流れになります。

詳しくはここに記載されています。
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/pestinfo/pdf/pestinfo_108_1-2.pdf

私は情報を調べても全くわからなかったので、こちらに電話して確認しました。
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/outline/contact.html

電話で1回目の栽培地検査の依頼!

コロナの影響で日本にまだ帰国ができていないので、家族にお願いをし、1回目は家族が対応してもらえるようにしました。2回目までに一時帰国できれば良いのですが。。

今回初めてのことなので、どのように検査されて問題なく持ち帰ってくることができるかわかりません。

電話での質問では、どのように持ち帰るのか(土は綺麗にとり、消毒をしなければいけない)

  1. 新聞紙などに水をつけて手荷物か預け荷物で持ち帰る
  2. 郵送する
  3. 藻などを濡らして持ち帰る

持ち出す方法によって、審査がまた異なるようです。2回目の検査前までにどのような方法で持ち出すかをお伝えすればいいようです。私は新聞紙などに水を浸して預け荷物で持ち帰ろうと思います。

色々なサイトを探しても、あまり栽培地検査の件は記載されていない為、電話やメールでのやりとりがとても為になりました。

Healthy plants are fundamental to a healthy environment, our enjoyment of nature, sustainable agriculture and food security. EU rules on plant health contribute to sustainable agricultural and horticultural production as well as the protection of public and private green spaces, forests and the natural landscape. They also aim to ensure safe trade, as well as to mitigate the impacts of climate change on the health of our crops. Under the EU Plant Health law, people travelling to the EU from third countries cannot introduce any plant or plant material into the EU unless it is accompanied by an official certificate from the plant health authority in its country of origin. The only exception to this rule are bananas, coconuts, dates, pineapples, and durians, as these fruit do not pose a risk.

https://audiovisual.ec.europa.eu/en/video/I-181067

まだ審査も始まっていませんので、何か決まりましたらこちらをアップいたします。既に日本から植物を持ち出したことがある方の情報もあれば是非聞かせてください。

追加情報アップ!9月29日更新

さて、9月に帰国予定だったのですが、家族に大反対されて日本のコロナが少し落ち着いてきている10月に帰国することになりそうです。

また、この間仲良くなった植物園の方から私の好きな植物をいくつか譲っていただけることになり、そちらの分は植物園でドイツまで発送していただけることになりました。

植物園の方は海外にもよく発送しているようで、培地検査は無しで送れるはずとのことで、なぜ不要なのかは不明ですが、コロナが落ち着いた9月頭に発送していただけることに。

しかし、いざ発送しようしたところ、EMSよりやはり培地検査が必要とのことで、なんと9月中旬から培地検査9週間が開始されることになりました。

やはり、どんなに大きな会社でも個人であろうとも、EUへの植物輸出は培地検査が必ず必要のようでした。

また、今回培地検査は植物園の方が行っていただけますが、ちょうど私が帰国する予定の11月に2回目の検査があるようですので、私が手荷物として持ち帰ってくることを検討しています。

  • 検査依頼をしている人と持ち出す人が異なる名義であっても持ち出し可能のようです。
  • 輸出検査の際、「栽培地検査合格証」の原本を提出する必要があるので、栽培地検査合格証の原本を検査終了後に植物と一緒に渡してもらう必要があります。
  • 検査の流れとしては1回目の栽培地検査→(9週以降)→2回目の栽培地検査→培養資材の除去(輸出前2週間以内)→農薬散布→輸出検査となります。

2回目の栽培地検査後にそのまま培養資材の除去と農薬散布を一緒に行うことが可能です。そうしたら、そのまま2回目の検査が終了後に、手荷物として海外に持ち出すことが可能です。

ただし、最後に空港で輸出検査が必要です。

各空港にありますので、こちらで確認してください。
https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ex_counter.html#application


その他、植物輸入に関して詳しく書かれています。
https://www.maff.go.jp/pps/

現在は、輸入する側のドイツの禁止消毒液が何かなどを詳しく調べています。またドイツに入国した際に、輸入検査が必要ですが、それは一般的な輸入検査でいいのか、特別な植物検査員をお願いしないといけないのかも確認中です。

話は変わりますが、例えば、イギリスやEUから日本に植物を送る場合

私の友人が、イギリスの植物および動物の健康機関の検査官に話したところ、植物検疫証明書をチェックして発行するための最低費用は£127.60と、15分あたり£63.80の追加料金がかかるようです。また、彼らが私に代わってアプリケーションを追加する場合は、さらに£15.76の追加料金がかかるとのことでした。(知人が確認してくれました)

日本の場合は、9週間のチェック及び空港でもチェック含め、全てが無料とのことでした。

輸出する際、羽田空港と成田空港は何時まで対応してくれる?

さて、私が最後に日本からドイツ行きのチケットを購入しようとチケットを見ていると、羽田発は夜中の便、成田発は朝早い便でした。

そこで疑問が・・・

朝早くても、夜中でも植物輸出検査はしてくれるのか?
という点です。

そこで、サイトを調べて羽田空港・輸出植物検査(手荷物)と、成田空港・輸出植物検査(手荷物)の時間を教えていただきました。

羽田空港 T1
電話番号:03-5757-9790

成田空港
電話番号:0476-32-6694

輸出と手荷物か貨物か、空港やターミナルによって番号が違うようで、何度もいろんなところに電話してたどり着きました^^;

そして時間ですが、基本的には9時〜17時が基本時間のようですが、24時間で対応しているそうです。

ただし、基本時間以外ですと人数が少なくるようで、植物が多かったり多くの人が検査をしたい場合などは時間がかかるので、大体1〜2時間早めに考えてもらった方が良いようです。

また、植物等輸出検査申請書 (ダウンロードはこちら) を出発の2~3日前にはFAXで空港に送っておくと準備しておいてくれるようです。(人数や先方の必要な書類制作など)

FAXの番号は知りませんが、数日前に空港に電話してFAX使用と思っています。

私の場合は、コロナの期間中なので通常よりは少ない人が検査希望だとは思いますが、量がかなりあるので、早めに行こうと思います。

その他の植物輸入に関しての情報

https://ec.europa.eu/food/plant/plant_health_biosecurity/non_eu_trade_en

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