ロンドン・ヒースロー空港の欠航・遅延による補償について

2023年8月30日

今日は、昨日起きたヒースロー空港でのテクニカルトラブルでの影響で、多くのフライトが昨日から今日にかけてキャンセルや遅延をしています。

https://twitter.com/HeathrowAirport/status/1696424754356392018?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1696424754356392018%7Ctwgr%5E6db42ef9c6247109dab7bf10ff39b4ed0f574275%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.share-talk.com%2Fuk-flight-disruptions-to-continue-for-several-days-due-to-air-traffic-control-malfunction%2F

こういう時、どうすればいいのか?

という事で今朝からイギリスのテレビでは情報を流していました。

私も色々と調べていたので、情報をここに残しておきたいと思います。

※情報は複数のところから得ていますが、メインではこちらのサイトより情報を得ております。
とても参考になるので、下記も是非ご覧ください。
https://www.airhelp.com/en-int/airports/london-heathrow-lhr/

ヨーロッパの法律に、利用者を保護する法律がある

ロンドン・ヒースロー空港のフライト・キャンセルや遅延などの問題で、今回のように旅行計画が台無しになった場合、どうすればいい?

その当事者になった時は、パニックになってしまいそうですよね。

しかし、実はヨーロッパには利用者を保護する法律があることを知っていますか?

ヨーロッパの法律EC 261では、遅延の埋め合わせとして、1人あたり最高700米ドル(600ユーロ)までの支払い義務が発生する可能性があるんです。

しかも、ロンドン・ヒースロー空港の遅延やキャンセルを経験した場合、補償を請求できる期間は通常3年間です。

ロンドン・ヒースロー空港での突然のキャンセルはどうすればよい?

ロンドン・ヒースロー空港のフライトの遅延や欠航は、せっかくのバケーションや一時帰国の予定を台無しにしてしまいます。

ご自身のフライトに影響が出た場合、どんなことをする必要があるか?

まず必ずしておくことは、

  • 旅行書類はすべて保管しておく(eチケットや領収書など)
  • 遅延やフライトキャンセルの証拠(航空会社からのEメール、出発ボードの写真など)を残しておく。

そして、影響が受けた航空会社に、

  • 航空会社にフライトが影響を受けた理由を尋ねる
  • 航空会社に食事やホテル、軽食の支払いを依頼する

※出来ればその場で確認したとしても、念の為形に残るように、私はemailやツイッターで質問して返答をもらうようにしています。

どんな補償が出るかわかる、かわからない関係なしに、

  • 航空便の乱れによって追加料金が発生したことを証明する領収書はすべて保管しておくこと
  • 補償を受ける権利を放棄するようなサインはしないこと

さて、ここからはEUの法律を見ていきます。

ロンドン・ヒースロー空港は、EC261が適用される地域に含まれる

ヒースロー空港から出発する旅客は、フライトが遅延またはキャンセルされた場合、最高600ユーロの補償を受けることができる地域内に位置しますので、ヒースローもEC261の適用空港です。

また、ロンドン・ヒースロー空港へのフライトで同様の問題が発生した場合もですが、一部適用外になる場合があります。

対象になるルートはどこ?

  • ロンドン・ヒースロー空港からの出発便全ての便・対象
  • EU圏内からロンドン・ヒースロー空港に到着の全ての便・対象
  • Non-EU圏外からロンドン・ヒースロー空港に到着の全てのEU Airline対象Non EU Airline対象外

つまり、ヒースローからの出発便に関しは、全ての便が対象であるが、ヒースローに到着するEU圏外で、さらにEU Airlineでは無い場合は対象外となるようです。

例:東京からヒースローに向かう便で、ANAの場合は対象外だが、ルフトハンザの場合は対象となるということでしょう。

ロンドン・ヒースロー空港のフライトキャンセルに対する補償請求

EUの法律では、航空会社は乗客の面倒を見なければなりません。

また、乗客がまだ旅行を希望しているのであれば、乗客を目的地まで送らなければならないという法律があります。

※航空会社が搭乗予定日の2週間前以降にフライトをキャンセルした場合、最高600ユーロの支払い義務が生じる可能性がある。

その際、次のフライトに乗れるか乗れないかは、現場で大行列に並びながら次の空いている日を確認して予約することになると思います。

電話や現地で、次のフライトはいつからしか空いていないと言われ、そのまま予約する前に、

必ずご自身で次のフライトの空き状況、直近の空き状況をネット上で確認しておきましょう。

空いている場合は、そこに搭乗/変更できる可能性があります。

ただし、例外もある

EU法には例外もあります。

その一例として、ロンドン・ヒースロー空港が航空会社のコントロールの及ばない理由でフライトをキャンセルせざるを得なかった場合が挙げられます。

例えば、ヒースロー空港の危険な気象状況や航空管制官によるストライキなどが挙げられるようです。

補償を受けられる状況、受けられない状況についてはこちをご覧ください。

また、無料の補償チェックでは、ご自身のフライトキャンセルが補償の対象となるかどうかを、わずか数分で確認することができます。

ロンドン・ヒースロー空港の遅延に対する補償

乗客がEU法に基づき、一人当たり最高600ユーロの補償を受ける権利があります。

ただし、補償を受ける権利が発生するのは、

乗客が予定時刻から3時間以上遅れて着陸した場合です。

ただし、こちらも例外があり、悪天候、空港での事故、航空管制官によるストライキによって引き起こされた場合は補償の対象とはなりません。

こちらはヒースロー空港でのフライトに関する遅延やキャンセルの情報です。

その国や空港によって異なりますので、また1つ1つおって情報を集めておきたいと思います。

コメントを残す

Your email address will not be published.

(AD)

Don't Miss

次の旅行が迫ってるのに・・・パスポートとBRPカードを盗まれた!

次の旅行が迫ってるのに・・・パスポートとBRPカードを盗まれた!

前回に引き続き、今回はパスポートとBRPカードの更新情報をメ

ドイツから日本に荷物を送る方法

仕事柄、ドイツから日本に向けて荷物を送ることが多いのですが、
レンタカーでクロアチアの人気都市を周る!

レンタカーでクロアチアの人気都市を横断!

毎年自分の誕生日に一人旅を実行してきましたが、2019年はク