念願だったキプロス(Cyprus)に旅行に行こう!
と思って実際情報を調べていたのですがが、あまり出てこないことに気づきました。
とは言っても、しかし現地で滞在していたらなんとかなる!
と思い、2週間旅行を実行!
なかなかミステリアスで他の国のように旅行はできないんだなと、痛感させられたことなどもありました。
でも、総合的にいうと、楽しくキプロスに滞在できました。
ということで、
2週間の旅行に際に覚えておいた方がいいと思った、7つの事をメモしておきたいと思います。
その1:キプロスは2つに分かれている?
キプロスは2つに分かれているのですが、キプロスの都市・ニコシアもまた、真っ二つに分断された世界唯一の都市でもあるんです。
と、文章で書いても、どういう事?ってなりますよね。
私も、キプロスに行くと決めて、情報を調べていたのですが、
いまいちどういう事がわからなかったのです。
地図を元に簡単に説明します。
キプロスの全体地図で見てみましょう。
キプロス自体は、なんだかプロシュートのカット前の実物みたいな形、してますよね。
そんなキプロスですが、国自体がギリシャ側(南)とトルコ側(北)の2つに分かれているのです。
グリーンの部分がギリシャ側(南)です。→ヨーロッパ(通貨ユーロ)
そしてピンクの部分がトルコ側(北)です。→トルコしか国と認めていない(通貨トルコリラ、ユーロも使える)
ざっくりなので、細かく見てみると少し異なる部分があるかもしれません、悪しからず。
そして、中心地にブルーで丸く囲っている部分がニコシア(キプロスの都市)で、地図でもお解りいただけると思いますが、ギリシャ側もトルコ側も含まれているんです。
南キプロスは通貨はユーロで、金額もイタリアとかスペイン位の費用です。
例えば、レストランでパスタをオーダーする、One dishオーダーしようとすると15ユーロ〜20ユーロです。
スタバは大体4~5ユーロ。
しかし、北キプロス側は、ラテ2ユーロ位、One dishも5~7ユーロ程。
半分くらい、それより安いところも多いです。
キプロスの歴史を見てみよう
古代ギリシャの愛の女神アフロディーテの生誕地という伝説を持つキプロスの現代史は、対照的にギリシャ系住民とトルコ系住民の緊張関係に支配されてきた。
BBC
1974年、ギリシャ政府の支援を受けたキプロス島での軍事クーデターに対抗してトルコが北部に侵攻して以来、キプロスは分断されてきた。
島は事実上分割され、北部の3分の1はトルコ系キプロス人政府が、南部の3分の2はギリシャ系キプロス人が率いる国際承認政府が運営することになった。
国連軍が両者を分断する「グリーンライン」をパトロールし、統一交渉は遅々として進んでいない。
キプロスは、大規模な観光業を含むサービス業や軽工業など、農業を中心とした経済の多角化に成功している。
最近では、特にロシアや東欧からの投資家にとって重要な金融ハブとしても発展している。
その2: 北キプロスは国として認められていない!?
キプロスは、現在も2つに分かれています。
その為、南キプロス(ギリシャ側)から北キプロス(トルコ側)に行く際、また戻る時は必ずパスポートを提示して移動します。
北キプロスは、トルコ以外は国と正式に認めていない為、日本の大使館などもありません。
その為、北キプロスを旅行する際は、自己管理をしっかりする必要があります。
万が一、何か問題があっても大使館が手伝うことはできないと思われます。
また、南キプロスの空港から降り立った場合、帰りの飛行機も南キプロスから出国する必要があるそうです。
北キプロスからはどうなんでしょう・・・
私のトルコ人の友人は、トルコパスポートの場合、南キプロスには入れないそうです。旅行であっても。
国境を越える時、荷物チェックもある!
また、北キプロスから南キプロスに戻る際、よく荷物チェックをしていました。
なぜかというと、かなり北キプロスが安いんです。
車移動でも、トランクを開けられたりしていましたので、買い過ぎには注意!
北キプロスが安すぎる!
タバコ、イギリスだと1箱15ポンド(そもそも高すぎるw)が、北キプロスだと44リラ(1.2ポンド)と、10箱買っても1箱分以下なんです。
ただし、タバコは1回の移動で2箱しか持ち込めないようです。(私はチェックされていませんが、タバコを吸いそうな人はチェックされてるのかも?!)
その3: 北キプロスは携帯がほとんど使えないと思った方がいい!
私はイギリスのSimカードを契約しているので、
ヨーロッパは基本契約そのままで使用できます。
南キプロスは問題なく使用できたのですが、問題は北キプロス。
私の携帯会社は、ここ北キプロスはその他の第3国として位置付けられるようで、別途10ポンド先に支払っておきいつでも使えるようにしていました。
それほど使用した感覚はないのですが、数日後に、その10ポンド分は無くなっていました。
昔のような、検索を少しするだけで、すぐ使用できる量が無くなってしまいました。
また、ニコシアの国境に近いあたりは、
お洒落なカフェなどではフリーWi-Fiもあります。
Googleマップはダウンロードしておこう!
ただし、北キプロスの海辺に行ったりする場合は、Googleマップもいまいちば場所もあり、
常に読み込んでいると、かなり費用がかかるので、
出かける前に、必ずGoogleマップをダウンロードしておくことをお勧めします。
かなり重宝しますよ!
その4: 南キプロスと北キプロスを横断する方法は2つ
さて、南キプロスと北キプロスを横断できる場所は複数あります。
方法としては、徒歩で横断、または車で横断もできます。
決して、どこからでも移動できるわけではないことを、覚えておいてください。
例えば、ニコシアには私の知る限り2箇所あり、
その内、1箇所は車での移動が可能です。
もう1箇所はニコシアの中心部分にあり、歩いていくことが可能です。(自転車を持ち歩くのもOK)
1度、レンタカーで南キプロスから北キプロスへ行き、帰りに出来るだけ早く南キプロスに移動したく、いちばん近くにあった国境(ボーダー)に行きました。
車での移動の場合、荷物検査をする場所もあったりするので、渋滞します。
その5: レンタカーは南キプロスで借りよう!
キプロスは島1周が数時間でできてしまうほど、小さな島。
滞在中は車を借りるか、人気エリアですとバスで移動が可能。
自由に予定を組みやすいのは、やはりレンタカーですよね!
しかし、バスに比べると費用は少しかかります。
それでも、レンタカーのメリットは、
- 時間を自由に使える
- 行きたい場所に行ける
という点は魅力的ですよね。
しかし、ここでも注意してください。
レンタカーは南キプロスで借りてください。
北キプロスのレンタカーは南キプロスに入れないようです。
北キプロス専用の車保険が必要!
北キプロスに行く際は、南キプロスでレンタルした際に車保険に入っていようが、北キプロス用の車保険が必要になります。
北キプロスに入る前の国境で、保険を現地で支払う必要があります。
最短で3日からしか購入できません。
1日しか北キプロスに入らないとしても、3日分の購入が必要です。
また、場所によるのかもしれませんが、
私たちが行った国境は、現金のみ。
費用は、確か3日間の保険で€15だったと思うのですが、
私たちは20£しか持っていなかったので、お釣りなしでそのまま支払いました。
基本現金を持ち歩かない私たちですが、なんとかポンドが財布の中に少し入っており、本来はトルコ・リラ、またはユーロのみなのですが、ポンドも受け付けてくれました。
ただし、レートはユーロと同じでの計算になりました。
この保険、いくら保険に入っていたとしも、
万が一北キプロスで問題があっても、結局はほとんど機能しないようです。
なんの意味があるの?とい思いますが、これはもう仕方がありません。
気をつけて運転しましょう!
その6: キプロスの移動手段は4つ!
移動には、バス、レンタカー、タクシー、そして徒歩があります。
徒歩は行ける距離に限りがあります。
ただ、レンタカーは心配という方、または費用を抑えたい方は是非バスの利用を検討してみてください。
有名な海辺などには基本的に、簡単に移動することができます。
・バスの時刻表はPame Appがおすすめ!現地の人も利用しています。
また、長距離のバスはこの2つのサイトが便利です。
・LarnacaからNicosiaなどの空港行きシャトルバスはkapnosairportshuttleが便利。
・人気の海辺などの長距離バスはintercity-busesがおすすめ。
タクシーはCABCY、またはBoltがいいです。
Uberは利用できません。また、南キプロスから北キプロスに行く道は予約できるのですが、北キプロス側エリアからスタートの予約はできませんでした。(国と認められていないからかな?)
その7: 一部国境エリアは、今だにイギリスが管理!?注意が必要
私たちが、一度だけ国境を越えられなかったことがあったんです。
そこもかなり渋滞して40分ほど待てようやく北側をパスポートを出して進み、南側で再度パスポートコントロールを行ったのですが、
なんと、そこのエリアはいまだにイギリスが今だに管理しているエリアだったようで、
私と旦那(イギリス人)のパスポートと私たちを見て、
二人は結婚しているのか? (はい、と答える)
結婚証明証を見せて(コピーならいつでも携帯に入ってる!)
コピーではなく、実物の結婚証明証ではないとダメ。
結局、旅行に誰がそんな証明証を持ってくるかって話で、ありませんと答えると、
ここのエリアのボーダーでは通過させることができないので、ニコシアに帰るなら、そこに車で国境越えられる場所があるから、そこなら100%南側に帰れるから。
国の管理の問題で、ここはEUの人たち限定みたいな感じのことを言っていました。
そんなことがあるの!?と一時期南側に戻れるか心配でしたが、無事戻れました。
他のエリアでは言われませんでした。
調べてみたところ、
エピスコピは現在のキプロス英軍司令部の所在地である。キプロス英軍司令官(CBF)兼主権基地地域管理官は2つ星の任命である、英陸軍少将と英空軍副司令官が3年ごとに交代する。
Wikipedia
以上、2週間滞在した際の、注意点などをまとめてみました。
とってもユニークな国で美しい海に囲まれた島。
是非楽しんでください!