かれこれ10年以上前になりますが、一人でペルー旅行に行ってきた時のことを思い出しながら、記事を更新しています。
写真も当時iPhone4Gとかで撮っています。
スケジュールは狂いに狂う
ペルーの旅は波瀾万丈で、予定通りにいった事は何一つありませんでした。
ニューヨークに滞在していた私は、NYからリマへ飛ぶ飛行機を予約。
しかし、そこから既に数時間の遅れが発生。(6時間前後だった記憶)
空港でタクシーを頼むのはちょっと怪しいとのことで、自前にホテルのタクシーを予約していたからこそ、さらにややこしい・・・
ホテルが私の飛行機の遅れを知っていることを願って。(メールはNYの空港でしましたが見ているか不明)
※ちなみに、NYで高山病に関する薬を空港で買っておいた。
リマに到着する数時間前に服用することと言われたが、結局飛行機が遅れてしまって微妙な状態に・・・
私、こんな小さなカバンにパソコン入れて旅行してたんですね。これでよくもまあ10日間旅をしたこと。
1日目:リマ空港に到着するも・・・
リマに無事到着したけど、ホテルのタクシーはもちろんおらず。
当時は携帯電話もiPhone4時代だったので、簡単に電話をすることもできず、そこら中にWifiがあるわけでもなく。
ただ、リマの空港にスターバックスがあり、深夜なのにありがたいことにオープンしておりWifiが使えるけど、電話は出来ない。(当時はそんな感じでした)
スタバにいる現地人らしきお客さんにお願いして電話を借り、ホテルに電話をしタクシーを再度送ってもらったという、最初からバタバタ劇。
結局1泊予約していたけど、ホテルに着いたのは夜中。
そして、その日の朝6時にはホテルを出て、再びリマの空港へ。
そこからクスコに行くというスケジュールでした。
2日目:クスコ行きの飛行機が飛ばない・・・
4時間程度のホテル滞在をし、タクシーで再度リマ空港へ。
そこで待っていたのは霧がすごいので飛行機が飛ばないというアナウンス。
ここでも私は自前にクスコで案内してくれる案内人が私をピックアップしてくれるようお願いしていたので、もうバタバタ。
携帯電話も繋がらない。
なので、空港にいる人に小銭をいただいて(ありがたい)、メモしてあった案内人に電話で説明。
飛行機が飛んだらクスコに行けるというざっくりとした約束をし公衆電話を切る。
無事クスコへ到着
3時間遅れでなんとかクスコへ到着。
朝は霧がすごいのか、今後は朝方の飛行機出ない方がいいのかと思った。
さて、ここで案内人の人と会い、今日はこのままマチュピチュ行きの電車に乗ってマチュピチュで一泊する予定だった。
マチュピチュへはいけない
さて。
リマから無事クスコまでこれたが、なんと数日前の雨のせいで川が氾濫し、マチュピチュ行きの電車はこの日は動かないという。
年に1〜2回あるかないかと言う電車が動けない状態、なんと今日らしい・・・
1日クスコ観光/滞在に変更
残念ではあるけど、マチュピチュでの宿泊を諦めて、
クスコを楽しむことに気持ちを切り替えた。
そこで出会った日本人女性2人と一緒にタクシーをお願いし、クスコにある観光エリアを案内してもらう。
明日再度、マチュピチュ行きの電車チケットを買うことにする。
そのまま本日は、クスコで宿泊。
※ここで高山病を発症したらしい・・・寒気と頭痛と吐き気と・・・良かったのはホテルに到着してからこの状態。観光はなんとか楽しめたので良しとしよう。薬はNYの空港で買って飲んだが足りなかったか。。。
3日目:マチュピチュ電車は今日も動かない
電車のチケットを買おうと販売している所に連れて行ってもらったが、残念ながら今日もまだ川が氾濫しているので動かないと。
マチュピチュには実は歩いても行けると聞いていたが、電車に乗りたかったので今日もクスコで滞在になった。
ただ、この段階で私のマチュピチュに行くという事は不可能になる。
私はペルーとボリビアの旅行を1週間で組んでいて(今思うと短すぎ)、4日目にはボリビアに行く飛行機を予約している。
本当なら今夜にはマチュピチュからクスコに戻って、明日の朝にボリビアに行くという流れだったが、まさかまさかの2日間電車が動かないということで、マチュピチュは諦めるしかなかった。
4日目:クスコからボリビアのラパスへ
結局クスコだけに滞在し、今日から夢であったウユニ塩湖に行く為に、まずはクスコ空港へ。
クスコで案内してくれた方とはここでお別れ。
飛行機のチケットを見せて、早速中へ入ろうとしたところ。
「Do you have a VISA?」
はい?ビザはいらないはずでは・・・
旅行をしていると、やはり各国のビザ情報はチェックしているのだけれど、ビザはいらないはず・・・そしてどのブログで言っていなかったなと思ったけど。
すっかり忘れていました。。。
私、パスポート韓国なんです!
ほとんど韓国と日本のパスポートって同じ場所が行けるんですが、このボリビアは違うんだとか。
しかも、私が情報を検索する時、日本語で検索するので、そりゃあ韓国人の情報は出てきません・・・
ビザはすぐ取れるのか?と確認しましたが、ペルーの完全に反対側にあるエリアで即日発行してくれるそうですが、そこまで行くのに数日かかりそう・・・
という事で。
これは私の完全なるミスで、夢であった、
そしてこの世界一周のメインであるウユニ塩湖に、私は行けないことが確定しました。
絶望的。
結局買った飛行機にも乗れなかったけど、日程を変更したら使えるようにしてくれましたが、私の世界一周の予定はもう決まっているので、多分今回の旅行ではもう来れません。
という事で、再度案内してくれた案内人に連絡を〜と思っていたら、
なんと、まだ空港にいました・・・
とりあえず、ボリビアにはいけないので、ペルーに数日滞在できるようになりました。
ということで、急遽今からマチュピチュに行くことに!
急遽行くことになったマチュピチュ
なんと、行けなくなったはずのマチュピチュに行けることになり、ようやく2日間止まっていた電車にも乗ることができ、満足してる私。
電車から外を見ると、確かに濁流・・・
ここで、奇遇にも数日前に出会った日本人女性2人と同じ電車。
とりあえず一緒に旅行することに。
そして、車内で知り合ったチリ人2人と合流し5人でマチュピチュを楽しむ。
※マチュピチュに行くには入場券が必要です。自前に購入していましたが電車が止まっていたので行けず。この場合も無事対応してくれました。※チケットを変更してくれるところで変えたような・・・うる覚えですみません。
この日は天気がいいとは言えず。
雨が降ったり止んだりを繰り返していました。
それがより神秘的なマチュピチュを演出してくれたようです。
この日は別々に予約したホテルでそれぞれ宿泊。
5日目:ワイナピチュへ行く事に
さて、この日はチリ人男2人(若い)と一緒に、ワイナピチュに行くことに。
私はあまりマチュピチュについて調べていなかったけど、ワイナピチュというのがあるんですね。
ワイナピチュは、マチュピチュの北にそびえ立つ山で、この山からの眺めはマチュピチュを一望できる最高の場所の一つ。
登山には事前にチケットが必要で、1日に許可される人数は制限されています。
私たちは前日にチリ人にお願いして電話で予約完了!
時期によっては数ヶ月前に完売してしまうというブログの情報も・・・
なので、早めに予約する方が良さそう。
ちなみにこのワイナピチュ、登山は比較的困難で、所々には急な階段や狭い通路があるため、体力と注意が必要です。
私はそんなことも知らず、軽い気持ちで行ってしまったもんだからもう大変。
彼らは若いし体力あるんですね、私はというと・・・
ついて行くのにもう大変!
こんな急激な階段を永遠と上るんです。
遠くから見るとこんなに急激!!(一番左の写真)
へーへーヒーヒーいいながら、でもマチュピチュが一望でき、そして何よりもビブリな雰囲気を思いっきり楽しめた登山でした。
今でも忘れません、この絶景!
ただ、今でも忘れないのは、一番てっぺんの頂上に着いた時、いや〜清々しい気持ちと同時に、すごいハエが集っていて、長いはできませんでした。
がものすごい絶景を楽しめますよ!
また、パスポートを持っていくと、ワイナピチュに行く時にスタンプを押してもらえます。
という残念なことも・・・
まあ記念です。
そのまま下山し、この日はマチュピチュからクスコへ戻ります。
ここでみんなとお別れ。
6日目:チチカカ湖に行ってみようかな?
もう仲良くなってしまったクスコのホテルのオーナーさん。
行っておいた方がいい場所を聞いたところ、チチカカ湖はどう?ということで。
バスに乗ってチチカカ湖に行ってきました。
いや〜今思ったら、本当にこのバスでいいのか、インターネットもほぼないに等しい、誰も私の行動を知っている人はいない、私の英語はピヨピヨレベル。
こんな状態でよくも深夜バスに乗って行ってきたと、今はちょっと怖いと思ってしまいます。
まあ、安全でしたけどね。
このバスはチチカカ湖に行くだけではなく、ちょっとした観光地にも連れて行ってくれるようです。
たまにストップしてました。
7日目:チチカカ湖での出会い
バスの中ではほとんど無言というか車内が暗いし、外も暗いので無言でしたが、バスを降りて食事をみんなでする際、そこで知り合ったスイス人の方には感謝しかありません。
観光地らしき場所を進みながら、たくさんの話をしました。
チチカカ湖では大学の卒業旅行で来ていた日本人学生7人組も。
日本では体験できない、ペルーらしい景色や生活を見ることができました。
ここで出会ったスイス人の方と話した言葉で、今も忘れません。
”今を楽しむんだよ”
この頃、仕事のことや将来の事で常に心配していた私。
世界を旅していても心配してる私にかけてくれた言葉。
その時、強烈にハッとしたことを今でも覚えている。
8日目:久しぶりのクスコ!そして最後のクスコ
なんだかんだいろんなことがありましたが、クスコにお世話になりました。
この日は最後にクスコを散策。
すると、何かイベントをやってました!
ありがとう、クスコ!
9日目:車の中でiPhoneを盗まれる
この日は、リマへ戻る。
飛行機は予定通り動き、リマへ無事到着。
ボリビアに行かなくなったので、ペルーの旅はかなり長いものになった。
リマに着いた時、タクシーはすでにホテルのタクシーを呼んでいたので、スムーズにホテルへ向かう。
ホテルへ向かう道、夕方くらいだったから道がかなり混んでおり、渋滞で車はほとんど動かなかった。
私は暑いため、窓を1/3程開けて、後ろの席の真ん中に座っていた。
何気なく携帯を確認していたところ、窓の外から社内に手が伸びてきて、私が反射的に顔をどかした際に手に持っていたiPhoneを盗まれた。
私は取り戻そうと車の扉を開けようとするも、鍵がかかっていて開かない。
後ろを振り向くと、後車の中から、手でばってん印( x )をしている。
そんな時、運転手が何かあったか?ということで、携帯を窓から手が出て盗まれた!と説明したら、
窓を開けていたの!?この道は危険だから出てはいけないし、窓も開けてはいけないよ!とのこと。
ホテルに到着し、すぐに日本の携帯電話会社に電話をし、止めてもらった。
そして、カード関係も念の為全て止めてもらった。
※また旅行直前に買っていたこと、クレカで購入していたので、保険対応となり購入した98%が戻ってきました。その際に、保険会社からは、警察に届けたか、誰か証明する人がいるか言われましたが、スペイン語が話せないし、時間もなかったが、ホテルの人に説明して証人にメールを書いてもらって大丈夫でした。
ホテルの人曰く、
その道で携帯だけ盗まれて幸いだったと。
以前、盗もうとしてそれを取り返そうとした人が、ボコボコにされたという話を聞いて、ゾッとした。
この日はホテルで出会った人と、以前日本のテレビ(世界不思議発見)でやっていた世界遺産へ行って食事をする。
※私は携帯を盗まれてカメラは持っていないので、一緒に行動した方に撮影してもらって、後でメールで送っていただきました。もう連絡は取っていないけど、助かりました!心強かった〜!
盗まれたショックと、いまだにあの時の恐怖が頭をよぎって怖かった。
そして、リマは都会的だなと感じた。
10日目:いろんなことがあったペルーだが思い出深い。
本当に最初から最後まで、予定していたスケジュールとは全く異なる旅だったが、
とっても記憶に残った旅になりました。
この後、リマからニューヨークに戻って荷物を取り、イギリスへ向かう。
しかし、今度はニューヨークに到着した際、荷物がバックパックだけのアジア人が気になったのか、
荷物はどこだ?何しにきた?と
入国した後の荷物受け取るあたりで、何度も警察に聞かれたが、まあ無事戻れました。
マチュピチュ
マチュピチュはペルーのクスコから北西に約80kmの地点に位置する古代都市跡です。15世紀初頭にインカ帝国の王パチャクテクによって建設され、1911年にアメリカの歴史家ハイラム・ビンガムによって「発見」されました。この神秘的な遺跡は、標高約2,400mの山頂に位置し、その美しい景観と歴史的背景から世界遺産にも登録されています。
治安と注意点
ペルー全体の治安は、一般的には比較的安定していますが、以下の点に注意することが推奨されます。
- 夜間の移動:夜間の移動は避け、できるだけ昼間に活動をするよう心掛けましょう。
- 個人の貴重品:貴重品は最小限にして、身体に直接着けるようなポーチなどに入れて持ち歩くことを推奨します。
- 水と食事:飲料水はボトルウォーターを利用し、街角の屋台などでの食事は体調を崩しやすいので注意が必要です。
- 交通:タクシーを利用する際は、公認のタクシーを利用し、価格を事前に確認しておくと良いです。
エリア
- クスコ:古代インカ帝国の首都で、多くの観光スポットや伝統的な市場があります。
- リマ:ペルーの首都で、美味しい料理やコロニアル建築が魅力です。
- アレキパ:ミスティ山の麓に位置する美しい都市で、「白い都市」とも呼ばれます。
ペルーは自然や歴史、文化の宝庫です。旅行を楽しむため
には、事前の計画や情報収集が大切ですが、計画が狂っても落ち着いて!
安全に、そして心からの旅を楽しんでください!
あ、保険には必ず入っておくこと!