ペルー旅行の冒険:予期せぬ展開と夢のマチュピチュ訪問

2025年5月6日

ペルー旅行の計画はシンプルだった。

ANAの世界一周チケットで、NYからリマへいき、夢であったマチュピチュを見ることと、ボリビアのウユニ塩湖に行くことがメイン。

そのためにペルーには3~4日間滞在し、その後ボリビアでウユニ塩湖を3~4日間観光するという流れ。結構滞在時間は移動を考えると短い。

最後は再びニューヨークへ帰る予定だった。

2012年のこと、私の携帯は当時最新のiPhone 4Gを持っていて、その頃はまだ至る所にWi-Fiがある環境ではなかった。

旅行が始まってみると、予想もしなかった出来事が次々と起き、計画はどんどん狂っていった。それでも、この旅行は私にとって忘れられない冒険になり、私の心に深く残った。

1日目:リマ到着のトラブル

ニューヨークからペルーのリマへ向けて飛び立ったものの、飛行機が数時間遅れて到着した。
そのせいで、予約していたホテルのタクシーはもう帰ってしまっていた。

今でこそWi-Fiはどこにでもあるけれど、当時はそうではなく、電話をかける手段が全くなかった。
どうしようかと悩んでいたところ、運命的にスターバックスに座っていた優しい人に事情を説明して電話を借りることができ、無事にホテルのタクシーを呼び戻すことができた。
結局、夜中にホテルに到着したので、クスコ行きの飛行機は数時間後。
ホテル滞在は数時間だけだけど、少しでも寝ておいた方がいいと思い、3〜4時間ほど休んだ。

2日目:クスコ行きの遅延と高山病の兆候

本来ならリマで少し観光し一泊してからの、翌日クスコ行きではあった。でも、飛行機の遅れで数時間の滞在となってしまったリマ。
そのままリマを知ることはなく、再び空港へと向かう。

空港へ向かうと多くの人たちが空港にいた。霧の影響で、多くのフライトが霧が晴れるのを待っているらしい。私のフライトも同じく遅れた。

クスコに到着してから、案内人と待ち合わせしていのだが、電話が使えず連絡が取れなかった。
それでも、飛行機が遅れて到着した私を見計らって、案内人は空港で再び待っていてくれた。なんだか本当に助かった。

そのままクスコのホテルへ向かい、チェックインしてから街をちょっと探索。
しかし、ここで何やら高山病の症状が現れ始めた。

頭が痛くて、吐き気がして、食欲も全然なかった。
元々、ニューヨークの空港で高山病の薬を飲んでいたけれど、全然効かない!高山病の薬をニューヨークの空港でゲットし(記憶が正しければ・・・)、リマに到着前に飲んでいたのだが、もっと前もって飲むべきだったかもしれない。

高山病の服用開始時期を調べてみた

高山病の薬は到着してから服用するのではなく、予防として事前に飲み始めることが大切です。高山病の予防として、アセタゾラミドは旅行の24~48時間前から服用を始めるのが一般的です。これにより、体が高地に適応するための準備が整います。

3日目:マチュピチュへの道が閉ざされる

いよいよ待ちに待ったマチュピチュへの日。

案内人と一緒に早朝から電車のチケットを買いに行くが、なんと前日の大雨で川が氾濫し、電車が全て運行停止になっているという衝撃の事実を知った。

この日はマチュピチュに行けないと聞かされ、仕方なくホテルに戻ることに。こんなこともあるんだなと、ちょっと落ち込みながらも、その案内人にクスコの周辺観光へ連れて行ってもらうことになった。

結局、その日は高山病と戦いながら、クスコの歴史的な街並みを少し歩いたりしたが、完全に体調が優れない中での観光だった。

4日目:電車運行停止、再び

マチュピチュへ行けないことを受け入れられず、翌日に再度電車チケットを買いに行ったけれど、やっぱりまだ川が氾濫していて、電車は運行中止だった。

これでマチュピチュには行けない事が確定し、夢が完全に消えたような気分になった。

計画していた2日間をマチュピチュに捧げていたけど、それが叶わないとなると、ちょっとしたショックを受ける。でも、観光は続けるしかないと気を取り直し、再びクスコ内を歩きながら楽しむことにした。

5日目:ボリビア行きの誤算と再挑戦

本日は、クスコからボリビアに向かうために、飛行機で移動する予定だったが、ここで僕の大きなミスに気づく。

実はボリビアには韓国人はビザが必要だと知ったのは、空港に到着した時だった。(私は韓国パスポート保有)

私は検索する際は日本語なので、基本日本人の情報を見ていることになる。

でも、今までほとんど問題なかったので、特に気にして注意を払っていなかった。

今回のように韓国パスポートの場合は確認が必要だったとは、、、痛感した。

このままではボリビアに行けなくなってしまう!と思い、どこでビザを取得できるか確認すると、現在私がいるクスコとは真逆の方にある都市で作れるらしい・・・

1日では行けない距離・・・ということで。

急いで案内人に連絡し、気持ちを入れ替えて、行けなかったマチュピチュに行けるチャンスができた!と思うようにし、電車のチケットを購入するために、またオフィスへ向かう。

幸い、今日から電車は運行するたしい!
ということで、電車が動き始めるまで待つことになった。

その日は、電車でマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)まで行き、そこで一泊し翌日朝早く、マチュピチュ村 → マチュピチュ遺跡までバスで移動して観光することにした。

6日目:夢のマチュピチュ、そしてワイナピチュ

いよいよ夢のマチュピチュ観光!ということで、少しマチュピチュに関しての知識を載せておきます。

ここでちょっと豆知識!マチュピチュの歴史と豆知識

インカの王宮:マチュピチュは、インカ帝国の皇帝パチャクテクによって15世紀に建設されたと考えられています。

「失われた都市」:16世紀にスペインの征服者によって放棄され、1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって再発見された。

世界遺産と新七不思議:1983年にユネスコの世界遺産に登録され、2007年には新しい世界七不思議の一つに選ばれた。

現地で知り合った日本人女性2人と、チリ人2人と一緒に観光することに。

マチュピチュのチケットは、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)についてから、電話で予約したと記憶している。(マチュピチュ公式サイト

早朝のバスでマチュピチュへ向かい、霧の中に浮かぶ遺跡を見ると、それだけで感動が込み上げてきた。

時折見える青空と、霧が作り出す神秘的な雰囲気は本当に圧倒される。なんとも言葉にできない、不思議な場所であった。

私とチリ人2人は、その後、一緒にワイナピチュにも挑戦することに。

ワイナピチュは、結構激しい坂が多く、急な階段を上り、頂上にたどり着いた時の達成感は言葉にできないほど。
けれど、頂上には驚くほどのハエが集まっていて、少し長居できない感じだった(笑)。

そのまま下山し、再びクスコへ戻ることになった。疲れたけれど、マチュピチュの美しさとワイナピチュの頂上から見た景色は一生忘れられない。

クスコからマチュピチュへの行き方

  • クスコ → オリャンタイタンボ:クスコからオリャンタイタンボへはバスで約2時間。(私は案内人の車で移動)
  • オリャンタイタンボ → マチュピチュ村(アグアスカリエンテス):オリャンタイタンボからマチュピチュ村へは電車で約1時間半。
  • マチュピチュ村 → マチュピチュ遺跡:マチュピチュ村から遺跡へはバスで約25分。

7日目:チチカカ湖への旅

ボリビア行きはキャンセルになってしまったけれど、チチカカ湖を訪れるため、クスコから夜行バスで出発することに決めた。

クスコからチチカカ湖への行き方

1. 飛行機+バス(最速の方法)

  • クスコ → フフイ:飛行機で約1時間。
  • フフイ → チチカカ湖(プーノ):バスで約1時間。

2. バス(時間に余裕がある場合)

  • クスコ → プーノ:バスで約10時間。

私は時間はあるので、バスで行くことに。

バスのチケットを現地で手配し、ちょっと不安に感じながらも出発。途中、山道を進むバスの中で、何かあった時には誰にもわからないかもしれないという不安もあったが、無事にチチカカ湖を目指して進んで行った。

※当時はwifiがどこにもある環境ではなかったので、ほとんどインターネットは外で使えない状態でした。

8日目:チチカカ湖で人生が変わった瞬間

チチカカ湖に到着した日、そこで出会ったスイス人旅行者と話をしていたことが、今でも心に残っている。

私は当時、会社を立ち上げて人生に悩んでいる最中の世界一周の旅を決行。
将来や仕事のことで悩んでいたが、そこで出会った彼が言った一言に目が覚めた。

その言葉に本当に救われた気がした。そして、これからは「今」を大切に生きようと決意した。

チチカカ湖は、まるでウユニ塩湖のように湖に空が反射していて、世界が大きいということを、まじまじと感じた。

その日は一泊して、明日リマへ帰ることになる。

チチカカ湖の歴史と豆知識

インカの王宮:マチュピチュは、インカ帝国の皇帝パチャクテクによって15世紀に建設されたと考えられています。

「失われた都市」:16世紀にスペインの征服者によって放棄され、1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって再発見されました。

世界遺産と新七不思議:1983年にユネスコの世界遺産に登録され、2007年には新しい世界七不思議の一つに選ばれました。

9日目:リマでの最後のトラブル

チチカカ湖(プーノ)には直接リマ行きの飛行機はないが、ジュリアカ空港(Juliaca)を利用することで、リマに飛行機で行くことができる。

ジュリアカはプーノから車で約45分の距離にある。

  • プーノ → ジュリアカ(車で移動): プーノからジュリアカまで、タクシーやバスで移動できます。所要時間は約45分。
  • ジュリアカ → リマ(飛行機): ジュリアカからリマへのフライトは約1時間半で、ホルヘ・チャベス国際空港(リマの空港)に到着。

フライトの所要時間: 約1時間半
料金: フライト料金は通常100〜200米ドル(約12,000〜25,000円)程度だが、航空会社や購入時期によって異なります。

リマに戻ってから、大きなトラブルがあった。

リマでホテルにお願いしたタクシーに乗って渋滞で車が止まっていた。

少し開けていた窓から、突然手が伸びてきて、携帯が盗まれた!

車を降りて取り返そうとしたが、周りの人が腕を上げてバツ印をして外に出るなと合図してくれた。

この時、リマの治安について改めて学び、次回からはもっと気を付けるようにしようと思った。反省した・・・

運転手にも、だから荷物は足元に隠すか、トランクに入れる必要があるんだと聞いた。

その後、ホテルに戻り、保険会社や携帯会社に電話し、ストップしてもらった。保険会社には、何が必要か確認したが、気が動転していた私は、警察署へは行けないと説明。

ここは英語がほとんど通じないし、明日ペルーを出るので厳しいと説明し、ホテルの人の手紙をもらっておいてと言われた。(そういう状況があったと説明したサイン入り)

その後、少し混乱していた私は、外の空気を吸うために外に出てみた。

そこで出会った子と一緒に向かった先は、世界遺産がある場所で、そこでは美しい景色を楽しみながら食事をすることに。

食事をしながら少し落ち着くことができ、心が軽くなった。

さらに驚いたのは、その世界遺産が、数ヶ月前にテレビの「世界不思議発見」で見たことがある場所だったこと。

あの時の映像が頭に浮かび、実際にその場所に立っている自分が信じられないほど感動した。

10日目:帰国と新たな教訓

最後の日、無事にリマからニューヨークに帰ることになった。流石にこの日は、飛行機は遅れなかった(笑)

ペルーでの旅は、予想もしなかった出来事の連続だった。これまでの旅行では、こんなにも計画が狂うことはなかった。

まるで運命に翻弄されているかのように、次から次へと予期せぬ出来事が私を待ち受けていた。

しかし、振り返ってみると、そのすべてが私にとって、ただの旅行以上の意味を持っていた。

そう、すべての出来事が繋がり、私に深く刻まれた一生忘れられない記憶となったのだ。

予定通りにいかないことがこんなにも心に残り、学びを与えてくれるとは思わなかった。

狂った計画の中で出会った人々、感じたこと、そして心に刻んだ風景――すべてが、私にとってかけがえのない宝物になった。

そして、どんなに予想外の展開があっても、最終的には自分を取り戻し、目指した夢を実現するために走り抜けた自分を誇りに思う。

ペルーでのこの旅は、私の人生における自分自身の1つのチャレンジとなり、永遠に心に残り続けるだろう。

旅の心得

ぜひ、参考にしてほしい!旅行で学んだ大切なこと。

  • 日程には余裕を持つこと
  • ビザが必要かどうか、徹底的に確認すること
  • 宿泊場所の電話番号や住所を携帯以外の場所にもメモしておくこと
  • 行く場所は必ず知り合いや家族に伝えておくこと(変更した場合も伝える)
  • 海外用の保険には必ず入っておくこと
  • 万が一のため、クレジットカード会社や保険会社の番号も控えておくと便利

ペルー旅行の計画には
マチュピチュへの旅には、航空券やホテルの予約が必要です。お得なパッケージを提供するサイトで、スムーズに手配できます。下の予約サイトリンクをチェック!

ホテル予約サイト
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快適にペルーを観光するためのアイテム

南米を観光するには、移動に便利で快適なアイテムを準備することが重要です。

旅に必須!①: 登山靴、スニーカー
ペルーの街は凸凹が多く、また石畳の通りも多いので、快適な歩行をサポートしてくれるスニーカーが必須です。特に、長時間歩くことを考慮して、履き心地の良いスニーカーを持参することをお勧めします。

▶︎スニーカーを探す。

これがあると楽!②: バックパック
観光中に必要なアイテムを持ち歩くには、便利でスタイリッシュなバックパックが最適です。デザイン性で選ぶもいいけど、機能性がよく、使い勝手が良さそうなものを選び、旅行を快適に楽しんでください。

▶︎バックパックを探す。

お洒落+疲れも軽減 ③: サングラス
夏の日差しが強くなることが多いので、サングラスは必須アイテムです。特に、外を歩いて観光する際には、紫外線から目を守るためにも、サングラスを準備しておくことをお勧めします。

▶︎サングラスを探す。

アマゾン: 「ペルー旅行に便利なガイドブックはこちら!詳細な観光情報を手に入れよう。」

楽天トラベル: 「ペルーのホテル予約はこちら!おすすめの宿泊施設をチェックして、旅行準備を整えよう。」

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