ベルリンの今と昔を歩く:マウアーパークの記憶

2025年4月18日

ベルリンの歴史と現代文化が交差する場所、マウアーパークとベルリンの壁を訪れました。​かつての「死の地帯」が、今では市民の憩いの場となり、週末にはフリーマーケットやカラオケで賑わいます。本日はそんな自由を謳歌する現在のベルリンの魅力が詰まったマウアーパークをお伝えします。

ベルリンの歴史と魅力

ベルリンは、第二次世界大戦後に東西に分断され、1961年に建設されたベルリンの壁によって物理的にも分けられました。​1989年の壁崩壊後、1990年にドイツは再統一され、ベルリンは再び首都となりました。​

現在のベルリンは、歴史的建造物と現代アートが共存する街。​市内には多くの公園や運河があり、自然と都市が調和しています。​また、地元のショップやカフェが立ち並び、多様な文化が息づいています。​

マウアーパークの魅力

マウアーパークは、かつてベルリンの壁があった場所に位置し、現在は市民の憩いの場となっています。​週末にはフリーマーケットが開催され、ヴィンテージアイテムやアート作品が並びます。​また、野外カラオケ「Bearpit Karaoke」も人気で、多くの人々が集まります。​アクセスは、U2線のEberswalder Straße駅から徒歩数分です。

分断の象徴から自由の象徴へ

マウアーパークは、もともとベルリンの壁が東西を分断していた「死の地帯(Todesstreifen)」に位置していました。特にこのエリアは、壁の両側が鉄道と接しており、脱出が困難な場所だったとされています。

壁の崩壊後、市民団体が「この場所を記憶と未来の両方の場にしたい」として、政府と交渉。1994年、公式に「Mauerpark(壁公園)」として再整備され、市民に開放されました。

現在では、壁の一部がアーティストのキャンバスとして活用され、ライブペイントや写真撮影の名所として人気です。

マウアーパークのここがすごい!

世界中から人が集まる「ストリートカラオケ」:アンプとマイクが設置された円形劇場で誰でも歌える!

ストリートパフォーマンスの宝庫:ダンス、マジック、ジャグリングなどが次々と現れる!

地元民と観光客が交差するリアルなベルリン:ベルリンの“今”が体感できるオープンスペース。

市民が創るカルチャーの発信地

マウアーパークは、ただの都市公園ではありません。ここは「市民が主役になれる場所」。特に日曜日のフリーマーケットは、プロの出店者だけでなく、一般人もブースを借りて自由に参加できます。

フリーマーケット出店の方法

出店を希望する場合は、公式ウェブサイトから事前予約が必要です(https://mauerparkmarkt.de)。以下のようなステップで申し込み可能:

  1. 希望の出店日を選ぶ
  2. スペースのサイズを選択(1〜4mまで)
  3. テーブルやテントの有無も選べる(有料レンタルあり)
  4. 支払いを済ませて完了!

出店料の目安:
1メートルあたり約15〜20ユーロ(曜日・シーズンにより変動)
※スペースは朝9時までに設営を完了する必要があります。

どんなモノが売られている?

  • ヴィンテージ服、レコード、カメラなど
  • 地元アーティストによるハンドメイド雑貨
  • 中古の本、食器、インテリア
  • オリジナルTシャツやポストカード
  • ストリートフードも充実(クレープ、カリーヴルスト、ベジタリアン料理など)

観光客も多く訪れるため、英語も通じやすく、国際色豊かな交流の場となっています。

マウアーパーク周辺・日曜におすすめの観光スポット 5選

スポット名徒歩/アクセス見どころ日曜の営業
ベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliner Mauer)徒歩 約10分壁の歴史を学べる常設展示と保存された壁の遺構。多言語対応パネルあり。✅屋外展示は常時開放、ビジターセンターは通常日曜も開館
プリュンツラウアーベルク地区(Prenzlauer Berg)徒歩 約5分カフェ、雑貨店、ヴィンテージショップの宝庫。日曜も開いているショップ多数。✅開いてる個人経営ショップ多め、外歩きやカフェ利用に◎
ベトニクタフェル市場(Kollwitzplatz周辺)徒歩 約15分小規模なマーケットや、雰囲気の良い広場と地元民の憩いの場。日曜は静かで落ち着いた雰囲気。✅野外で散策やカフェ巡りが楽しめる
ハッケシャー・ヘーフェ(Hackesche Höfe)トラムで約15分アール・ヌーヴォー建築が美しい中庭集合体。ショップやギャラリーあり。✅一部店舗・ギャラリーは日曜も営業
ナチュラルヒストリーミュージアム(Museum für Naturkunde)徒歩+トラムで約20分巨大な恐竜骨格で有名な自然史博物館。お子様連れにも人気。✅日曜開館(10:00〜18:00)

ワンポイントアドバイス:

おすすめルート例:
午前中:ベルリンの壁記念館 → マウアーパーク(フリーマーケット)
午後:プリュンツラウアーベルクのカフェで休憩 → ハッケシャー・ヘーフェやミュージアムで締め!

プリュンツラウアーベルク周辺は日曜でも活気があり、街歩き・写真・コーヒーなどゆるく楽しめるので、フリマと好相性◎。

マウアーパーク周辺(特にプリュンツラウアーベルク地区)には、おしゃれで美味しいカフェやランチスポットがたくさんあります。観光の合間に立ち寄れる、地元で人気の場所をジャンル別にピックアップしてみました!

マウアーパーク周辺のおすすめカフェ&ランチスポット

店名種類・雰囲気おすすめメニュー徒歩目安特徴
Café Kroneカフェ&ブランチアボカドトースト、スムージー、バナナブレッド徒歩3分インダストリアル系おしゃれ空間。窓際が人気席。
Bonanza Coffee Roastersサードウェーブ系コーヒーハンドドリップ、エスプレッソ、ヴィーガンスイーツ徒歩6分ベルリン屈指の本格派コーヒー。ミニマルで静かな空間。
Nalu Dinerアメリカンダイナー風パンケーキ、エッグベネディクト、チーズバーガー徒歩8分朝から夜まで人気。ボリューム満点で大満足!
Kanaanベジ・中東料理フムスプレート、ファラフェルラップ、レンズ豆スープ徒歩5分イスラエル×パレスチナの共同経営!ヘルシー&絶品。
Lecker Song韓国×ドイツ創作ランチ石焼ビビンバ、キムチチヂミ、季節の定食徒歩7分ちょっと穴場なローカル店。店員さんもフレンドリー。

朝食やブランチなら「Café Krone」や「Nalu Diner」がぴったり。9時〜営業していて、外席も人気。

コーヒー好きは「Bonanza」で一息。豆の香りがすごい!

ヘルシー&ビーガンなら「Kanaan」が大正解。フードトラックから始まった話題のレストラン。

しっかり系ご飯なら「Lecker Song」でお腹も心も満たされます。

公園内での夜間行動は控えめに

緑が多くて魅力的なベルリンですが、夜間のマウアーパークや人通りの少ない公園には行かないのが◎。トラブル回避の基本です。

旅のヒントと持ち物アドバイス

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